死生観のこと(暗)

亡き父は強い人でした。



自分の末期癌が見つかってから

約2年間にわたって


一人で闘病生活を送っていました。



検査結果を見るのも

治療方針を決めるのも

入退院の手続きさえも


全て自分一人で。



父の親友(医師)に

相談することはあったようですが


私たち家族には

愚痴一つこぼすことは無かった。



父には

迫りくる死への恐怖は無かったんだろうか?



私は当時

父が私に求める役割を果たそうと必死で


父の男意気に水を差すまいと


父が

痩せ細って

車椅子になって

寝たきりになっても


いつも通りに接して

いつもと変わらぬ会話をしていました。



だから

「最期まで病気と闘いたい」

ということ以外


父の本音はわかりませんでした。



父が亡くなった後


歳をとることや

死ぬことが怖いとか


どんな最期を迎えるんだろう?

死んだ後はどうなるんだろう?とか


そもそも何故人は生きるんだろう?とか。


思うことが増えました。



親友の言葉を借りると

「死生観」について考えるようになった。



考え込むと

夜眠れなくなることもあります。


未だ答えは見えないまま。



若い頃はこのようなスパイラルに陥っても


日々の生活をこなし

物事に熱中していくうちに


思い悩んでいること自体

自然と忘れていったものですが



今もまだ若いとはいえ

その頃よりは死が近くなったわけですし


父の死もありましたので


ふとするたびに

そんなスパイラルに陥るのでした。



死にたいと思っているわけでは

決してありません。


でも


生きることがしんどいなと

思うことはあります。



明日も頑張ろう。